どんな童話にしますか？

むかしむかし、ある小さな村に三匹のぶた、ピグル、パグル、ポグルが住んでいました。彼らは仲良し兄弟で、いつも一緒に楽しい冒険をしていました。しかし、ある日、お母さんぶたは三匹にこう言いました。「もう、お前たちも大きくなったのだから、自分たちの家を作る時期よ。」

三匹のぶたはそれぞれ、自分たちの家を作ることに決めました。兄弟たちは考え込んで、それぞれ異なる材料を選んで家づくりを始めました。

一番上の兄、ピグルはとても急いでいたので、すばやくできるように、わらで家を作りました。「これで安心だ。早く遊びに行こう！」と、ピグルは満足げに言いました。

次男のパグルは少しだけ慎重で、木の枝で家を作りました。「わらよりは丈夫だぞ。これで雨が降っても大丈夫。」パグルも自分の家に満足して、遊びに行きました。

末っ子のポグルは一番考え深く、重いレンガを選んでしっかりと家を作りました。「時間はかかるけれど、これならどんな嵐が来ても安心だね。」ポグルはそう言って、こつこつと家を完成させました。

ある日、大きくて悪いオオカミが村にやってきました。オオカミは三匹のぶたの家を見て、腹を空かせていました。そして、まずはピグルのわらの家に向かいました。

オオカミは大きな声で「入れてくれないなら、息を吹きかけて家を壊してやるぞ！」と叫びました。そして、本当に息をふーっと吹きかけると、わらの家はあっという間に飛ばされてしまいました。ピグルは驚いて、パグルの木の家に逃げ込みました。

しかし、オオカミは追いかけて、今度は木の家にやってきました。「入れてくれないなら、また息を吹きかけて壊してやるぞ！」と言ったオオカミは、力いっぱいふーっと息を吹きかけました。木の家もあっという間に吹き飛ばされ、パグルとピグルは驚いて、ポグルのレンガの家へと逃げ込みました。

ポグルの家にたどり着くと、三匹はドアをしっかりと閉めて、安全な場所に隠れました。オオカミはレンガの家の前にやってきて、また同じように脅しました。「入れてくれないなら、息を吹きかけて壊してやるぞ！」

しかし、ポグルのレンガの家はびくともしませんでした。オオカミは何度もふーっと息を吹きかけましたが、レンガの家は壊れません。とうとうオオカミは疲れ果てて立ち去りました。

ポグルは兄たちににっこりと笑い、「これで安心だね。やっぱりしっかりとした家を作ることが大事なんだ。」と言いました。

こうして、三匹のぶたは仲良くレンガの家で一緒に住むことになり、安心して楽しい毎日を過ごしました。そして、何よりも大事なことを学んだのです。それは、どんなに時間がかかっても、しっかりとした基礎を築くことの重要さでした。

おしまい。